牧野フライス製作所 5軸制御横形マシニングセンタ
T-Series(T4)

T4は、大型の航空機部品であるエッジフレームやパイロン、隔壁といった難削材を使った部品を高能率に加工するために開発された5軸制御横形マシニングセンタです。
特にチタンなどの航空機部品の生産性向上に貢献します。難削材加工に必要な多くの技術を搭載しており、切りくず除去量と工具寿命の向上に期待できます。
また、加工振動を能動的に減衰させる「アクティブダンプニング機能」や、大流量高圧スルースピンドルクーラントにより切削点を潤滑し工具損傷を抑える技術など、
難削材加工をサポートする機能が充実しています。

• 難削材加工に対応する高剛性構造と主軸

  難削材の重切削に耐えうる高い剛性を、頑丈な箱形鋳物による本体構造と高剛性のチルト主軸で実現しています。
  最大トルク1500Nmの高出力主軸は強力な切削能力を発揮し、高能率加工を可能とします。
• 切削状態を安定させるアクティブダンプニング機能
  切削加工中に発生する振動を、しゅう動面の摩擦力制御や送り軸の高応答サーボ技術により能動的に低減する機能です。
  これにより切削状態が安定し、切りくず除去率や工具寿命の向上につながります。
• 大流量高圧クーラントによる効率的な切りくず排出
  主軸から供給される大流量・高圧（最大7 MPa）のクーラントが切削点へ直接届き、工具刃先への切りくず溶着や熱的損傷を抑制。
  切りくずを素早く除去し、安定した連続加工を支援することが可能です。