オークマ 横形マシニングセンタ MA-600H Ⅲ

MA-600HⅢは、圧倒的な加工能力と確かな信頼性で抜群の生産能力を発揮する横形マシニングセンタです。
加工範囲が拡大し、X軸移動量や最大積載ワーク寸法が従来機より向上しているため、より大きなワークの加工に対応できます。
サーモフレンドリーコンセプトを適用することで、室温変化や加工熱による寸法変化を最小限に抑え、大物ワークの長時間加工でも抜群の寸法安定性を実現。
自動化対応も充実しており、油圧・空圧治具のポート数や多面APCにより、柔軟な自動化が可能です。
スラッジレスタンク（推奨特別仕様）は、クーラントの不純物を除去し、タンク清掃の頻度を大幅に削減することで安定稼働に貢献します。

• 新主軸のラインナップで、より幅広い加工シーンに対応
  豊富な主軸バリエーションにより、多様なワークと加工内容に対応。
  標準主軸No.50は鋼材中心のワークに、強力新主軸10,000min⁻¹ No.50（特別仕様）は鉄の重切削からアルミ削り出しまで幅広く対応します。
  スーパーヘビー主軸No.50は難削材加工に威力を発揮。広域主軸No.40/50はアルミから鋼材までの加工に適し、高速主軸HSK-A63は金型やアルミの高速加工に最適。
  これらのラインナップで、お客様のニーズに最適な一台を選択可能です。
  
  
• 加工範囲拡大で面積生産性アップ
  加工範囲が大幅に拡大し、X軸1,050mm、Y軸900mm、Z軸1,000mmの移動量により、従来機より大きなワークの加工が可能。
  最大積載ワーク寸法もφ1,050×1,200mm（標準2面APC仕様時）に向上し、大物部品加工の生産性向上に貢献します。
  また、主軸・ワークへの良好な接近性や視認性と作業性を向上させる左側配置・旋回可動式操作盤を採用。
  さらに、天井開放（扉開時）の段取ステーションと加工室により、クレーンでのワーク脱着が容易に行えます。
  
  
• 大物ワークの長時間加工でも抜群の寸法安定性を実現

  サーモフレンドリーコンセプトを採用し、室温変化時でも7μm(室温8℃変化)の経時熱変位実績を実現しています。

  環境温度変化に対応するTAS-C(環境熱変位制御)と、主軸回転速度変化に対応するTAS-S(主軸熱変位制御)の2つのシステムにより、

  長時間の加工においても高精度な寸法安定性を維持。これにより、大型ワークの連続加工時でも高精度な仕上がりが期待できます。