オークマ 横形マシニングセンタ MA-8000H

MA-8000Hは、圧倒的な加工能力と確かな信頼性で大物部品の生産性向上を追求した横形マシニングセンタです。
X軸、Y軸、Z軸のストロークが拡大し、より大きなワークに対応可能となり、面積生産性が向上しました。
サーモフレンドリーコンセプトにより、室温変化や加工熱による寸法変化を抑制し、長時間の加工でも抜群の寸法安定性を実現。
また、充実した油圧・空圧治具ポート数や多面APCにより、柔軟な自動化に対応できる設計となっています。
さらに、推奨特別仕様のスラッジレスタンクは、クーラント内の不純物を効率的に除去し、タンク清掃の頻度を大幅に削減することで安定稼働を支援します。

• 強力な10,000min-1主軸（特別仕様）で加工能力アップ
  標準仕様の6,000min⁻¹主軸に加え、特別仕様として10,000min⁻¹の強力主軸をラインナップしており、低速から高速領域まで幅広い加工に対応可能です。
  鉄の重切削からアルミの削り出し加工まで、多様なワーク材種に対して高い加工能力を発揮し、お客様の生産性向上に貢献します。
  最大出力45/30kW、最大トルク652/349N・m（それぞれ20分・60%ED/連続、15%ED/連続）というスペックが、その強力な切削性能を裏付けています。

  
  
• 加工範囲拡大で面積生産性アップ
  X軸移動量が1,400mm、Y軸移動量が1,200mm、Z軸移動量が1,350mmと、従来機と比較して加工範囲が拡大し、より大きなワークの加工が可能になりました。
  最大積載ワーク寸法はø1,450×1,450mm、特別仕様ではワーク積載重量3,000kgに対応。
  これにより、一度のセットアップでより広範囲の加工が実現でき、面積生産性の向上に大きく貢献します。

  
  
• 稼働時間の最大化を実現する切粉処理

  加工室内のシンプルなカバーリングと強化されたクーラント洗浄により、効率よく切粉を排出し、長時間にわたる加工を可能にします。
  Z軸移動カバーの1枚化や凹凸の少ないX・Y軸テレスコカバーにより、切粉の引っ掛かりを抑制。また、クーラントを使用しないドライ加工では、加工室内下部だけのクーラント洗浄に切替えが可能です。切粉の堆積しやすいポイントを、強化した機内洗浄で的確に切粉を一掃して長時間加工を実現します。