オークマ 横形マシニングセンタ MILLAC HⅡ シリーズ

横形マシニングセンタMILLAC HⅡ seriesは、コンパクトなボディで小物部品の大幅な加工時間短縮と生産性向上を実現し、
量産ラインに最適な幅狭加工機としてフレキシブルな自動化システムに対応します。
「サーモフレンドリーコンセプト」などの知能化技術を搭載し、長時間の連続運転や工場温度環境の変化にも抜群の寸法安定性を発揮します。
また、多関節ロボットとの組み合わせにより、ワークの着脱や工程間搬送を自動化し、長時間無人運転が可能です。

• 量産ラインに適した幅狭加工機
  間口1,350mmの省スペース設計により、限られた工場面積での効率的な生産ラインの構築を実現します。このコンパクトな設計に加え、50m/minの早送り速度と1.3秒での主軸立ち上がり（No.40主軸）により、高速加工によるサイクルタイムの短縮が可能です。また、テーブル仕様や加工領域は複数の選択肢から選べるため、生産品に応じた最適な構成を組むことができます。省スペース性を活かした複数台の並列配置により、高い生産性を持つ量産ラインの実現をサポートします。

  
  
• 加工現場で効果を発揮する知能化技術
  オークマ独自の知能化技術が、加工現場での様々な課題解決に貢献します。
  「サーボナビ」は、ワーク重量に応じた加速度の自動設定や、摺動抵抗の変化に合わせたサーボパラメータの最適化により、加工精度と加工面品位を維持し、
  「加工ナビ」は、最適な主軸回転速度を自動で変更し、加工条件探索をサポートすることで、工具寿命の延長と加工時間の短縮に貢献します。
  「アンチクラッシュシステム」は、自動運転、手動運転を問わず、あらゆる場面での衝突を防止し、機械をリスクから守り、高精度・安定した加工を長期間維持することが可能です。

  
  
• フレキシブルな自動化システム
  省スペースラインシステムは、複数台の加工機と垂直多関節ロボットを組み合わせることで、ワークの着脱から工程間搬送までを自動化し、長時間の無人運転を可能にします。側面からのロボットアクセスが可能な設計により、正面配置と比較して省スペースなロボットセルを構築できます。この配置により機械正面から作業者がアクセスしやすくなり、段取り替えの効率も向上します。さらに、ワーク搬送だけでなく治具のクランプ/アンクランプ動作まで自動化でき、シンプルで効率的な自動化システムの構築が可能となっています。