オークマ 横形マシニングセンタ MA-500HⅡ

MA-500HⅡは、量産部品の高精度安定加工から金型の長時間連続加工まで、幅広い加工シーンで高い次元の成果を出すことを目指した横形マシニングセンタです。
重切削から精緻な加工まで、期待以上のパフォーマンスで生産を担う主力加工機です。
また、高生産性・高精度と環境対応を両立するGreen-Smart Machineのコンセプトや、スラッジレスタンク（特別仕様）による環境負荷低減も特徴です。

• 幅広い加工シーンに応じた主軸バリエーションで最適なパフォーマンス
  鋼材からチタン・インコネルまで幅広い加工を実現する多彩な主軸ラインナップがある、標準主軸の6,000min⁻¹に加え、広域主軸（12,000min⁻¹、No.50）、スーパーヘビー主軸（6,000min⁻¹、No.50）、広域主軸（15,000min⁻¹、No.40）、高速主軸（20,000min⁻¹、HSK-A63）といった特別仕様の主軸を選択可能。

  これにより、高能率生産から高精度仕上げまで、ワークや加工内容に最適な主軸を選択することができます。

  
  
• 大型ワークの長時間加工でも抜群の寸法安定性を実現
  室温変化や加工熱による寸法変化を最小限に抑えるサーモフレンドリーコンセプトを標準適用しています。これにより、大型ワークの長時間加工や、機械の立ち上げ時、加工再開時においても高い寸法安定性を発揮。熱変位を安定させるための暖機運転時間を短縮し、加工再開時の寸法修正の負担を軽減することが可能です。
  さらに、環境熱変位制御TAS-Cや主軸熱変位制御TAS-Sといった知能化技術が、環境温度や主軸回転速度の変化に対しても機械を最適に制御し、高い加工精度を維持。
  
  
• 非切削時間の削減で生産効率向上

  高速動作・高剛性構造により、非切削時間を大幅に短縮。
  工具交換も高速性能を実現し、多面APCやFMSへの対応で段取り替え時間を削減。連続運転による生産性向上に貢献します。
  旋回可動式の操作盤、主軸・ワークへの接近性が良好さなど、使いやすさにも配慮されています。