オークマ 横形マシニングセンタ MS-320H

オークマのMS-320Hは、深刻化する人手不足の解決と新しいものづくりへのニーズに応えるため、省人化・自動化を徹底的に追求した新コンセプトマシンです。
様々な生産形態を最小スペースで自動化し、自動車部品や半導体製造装置部品、建設機械、精密機械部品など幅広い業種の中・小物部品加工に最適。
従来の横形マシニングセンタと比較して約56%削減の省スペースで設置可能であり、フレキシブルな自動化対応により、機械1台の加工セルから複数台の量産ラインまで、
ユーザーの生産規模や形態に合わせた自動化システムを構築できます。
また、自動化のボトルネックとなる切粉トラブルを排除する革新的な機械構造を採用し、人の作業を最小限に抑え、長時間にわたる安定した連続稼働を実現。

• 長時間安定した自動運転を最小スペースで実現
  コンパクトなベースマシンでありながら自動化に対応しており、□250mm以下の中・小物部品加工を従来機比56%削減の省スペースで対応可能。
  安定した寸法精度を維持するサーモフレンドリーコンセプトを適用することで、長時間の連続加工でも安定した寸法精度を確保し、寸法管理の手間を削減。
  
  
• 切粉トラブルを排除して長時間安定稼働を実現
  テーブル周りとテーブル下のステンレス製機内カバーの傾斜角度を拡大（最大81°）し、切粉の機内堆積を防止。
  また、Z軸可動部の引っかかり箇所の排除やX軸ステンレス製1枚カバー、凹凸の少ないY軸テレスコカバーによりフラットな構造を実現。
  さらに、フルセンタトラフ構造と垂直面テーブルの採用で、切粉は加工点直下の機内チップコンベヤに直接落下するため、ワークやテーブルに堆積せず機外へ排出。
  これにより、切粉を気にせず安定した長時間連続加工が可能です。

  
  
• コンパクトでありながら強力切削も可能

  鋼材部品も十分に加工できる強力No.40主軸を標準搭載し、主軸回転速度は15,000 min⁻¹を実現しています。
  また「電動式ATCシャッタ」を標準装備しており、 シャッタの位置が把握できるため、シャッタと交換アームの同期制御により工具交換時間を短縮。
  高速動作によって非切削時間を削減し、生産性向上に寄与します。