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倉庫・工場の効率化は「ピッキング改善」から始まる

製造業や物流業の現場では、かつてないスピードで効率化が求められています。

EC市場の拡大に伴う出荷量増加、人手不足の深刻化、さらには「物流2024年問題」に象徴される労働時間規制など、現場を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。
そんな中でも、多くの現場で依然として改善余地が大きいのが「ピッキング作業」です。単純な工程に見えるこの作業こそ、日々の積み重ねが膨大なロスや負担を生み出しているのです。


山善が開発した「ピックカート PKC-02」は、このピッキング作業を“シームレス化”することで、現場改善に新たな可能性をもたらします。本記事では、現場が抱える課題を整理し、PKC-02がもたらす具体的なメリットを掘り下げます。

この記事の目次[非表示]

  1. ピッキング作業に潜む“隠れたコスト”
  2. ピックカートが実現する“シームレスな動き”
  3. 導入がもたらす多角的な効果
  4. 現場改善の“第一歩”としての意義
  5. まとめ

ピッキング作業に潜む“隠れたコスト”

移動距離は1日数キロにも

棚から商品を取って戻る、という単純な繰り返し作業。しかし作業員が一日に歩く距離は数キロにも及びます。

高い場所には脚立を取りに行く などの作業から、余分な移動が発生し、その積み重ねが業務効率を妨げ、結果「人手不足感」を増幅させます。

作業リズムを断ち切る脚立の往復

ピッキングは流れるようなリズムで行うのが理想ですが、棚の上段の荷物を取るたびに脚立を探しに行き、設置して戻る。

その度に動作が途切れ、集中力も効率も低下します。

安全面のリスク

簡易脚立の使用には常に転倒や落下のリスクが伴います。疲労が重なれば注意力が散漫になり、事故の可能性が高まります。安全性と効率性は切り離せない課題です。

ピックカートが実現する“シームレスな動き”

脚立一体型という発想

PKC-02は、台車と脚立を一体化した独自設計。

カートを押して移動しながら、必要な場面でそのままステップを引き出して上段の荷物を取ることができます。別の道具を取りに行く手間は一切不要です。

作業リズムを崩さない動線

脚立と台車を往復する動作がなくなることで、ピッキングは一連の流れの中で完結。

リズムが途切れず、作業スピードと正確性が安定します。これは“止まらない動線”を実現する大きなポイントです。

安定した昇降で安心作業

一体化した脚立は台車と一体で支えられるため、昇降時の安定感が高く、安全性も確保。

特に高齢の作業員や女性スタッフにとっても安心して扱えるのが特徴です。

導入がもたらす多角的な効果

生産性アップ

脚立の持ち運びや設置に費やしていた時間を削減。

1人あたりの処理件数が増え、繁忙期でも増員に頼らず出荷能力を維持できます。

作業員の負担軽減と満足度向上

無駄な往復が減り、体力的・心理的なストレスが軽減されます。

結果として「働きやすさ」が向上し、離職防止や現場定着率の改善にもつながります。

人手不足の多様化による新たなる担い手

人手不足への対応や多様な働き方の推進により、これまで男性中心とされてきた職場に、女性やシニア層のスタッフが新たな担い手として加わっています。

このことで、これまで見過ごされがちだった課題も浮き彫りにしてきました。その一つが「高所ピッキング」の安全性と効率性の問題です。

上下2段の荷台は、商品を種類ごとに分けたり、空き箱を置いたりと、作業の効率化に貢献します。まさに、高所ピッキングにおける「安全性」「効率性」という二つの大きな課題を、一つの製品でスマートに解決してくれるのが、このピックカートです。

現場改善の“第一歩”としての意義

「いきなり自動化」は難しい現実

中小規模の倉庫や工場にとって、自動化システムの導入は初期投資やレイアウト変更のハードルが高く、なかなか踏み出せません。

工夫から始める改善

PKC-02は大掛かりな投資を伴わず、現場にスムーズに受け入れられる改善策です。

「まずはこのカートから」という一歩が、現場改革を加速させます。

未来の現場づくりへ

効率化と安全性を両立するPKC-02の導入は、単なる作業効率の改善ではなく、従業員が安心して働ける環境づくりそのもの。持続可能な現場づくりに貢献するツールといえます。

まとめ

ピッキング作業は単純に見えて、現場効率や労働環境に大きな影響を与える工程です。


山善の「ピックカート PKC-02」は、脚立と台車を一体化することで“シームレスな動き”を実現し、効率化・安全性・快適性を同時に提供します。


人手不足や労働環境改善が喫緊の課題となる中で、小さな改善から未来を切り開くことが求められています。まずはピッキングのシームレス化から、現場の改革を始めてみませんか。

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