【展示会レポート】 ものづくりワールド東京2025
2025年7月9日(水) ～ 11日(金)に幕張メッセで開催された、ものづくりワールド東京2025 内 第８回 工場設備・備品展[東京]に株式会社山善と株式会社eve autonomyが共同出展しました。
今回は、展示会全体のレビューと山善ブースを紹介します。
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ものづくりワールド東京2025とは
主催は、RX Japan株式会社です。「ものづくりワールド」は以下10の専門展示で構成されています。
設計・製造ソリューション展：CAD/CAEやPLM/PDMなど、製品開発の上流工程を支えるITソリューション
機械要素技術展：モータなどのあらゆる機械の根幹をなす部品・技術
ヘルスケア・医療機器 開発展： 医療分野に特化した部品、開発・製造技術
工場設備・備品展： 省エネ製品や安全用品など、工場の安定稼働に欠かせない製品群
ものづくりAI/IoT展： スマートファクトリーを実現する予知保全や遠隔監視などのソリューション
次世代 3Dプリンタ展： 金属・樹脂AM（アディティブ・マニュファクチャリング）技術と材料
航空・宇宙機器 開発展： 軽量化・高信頼性が求められる航空宇宙分野向けの部品・技術
計測・検査・センサ展： 品質の生命線となる最新の計測・検査機器
製造業DX展： 設計から製造、営業、管理部門まで、企業全体のDXを推進するソリューション
ものづくりODM/EMS展： 開発・製造のアウトソーシング先を探すためのマッチング
この10の専門展示構成の最大のメリットは、来場者が自社の課題やニーズに応じて会場内を自由に移動し、複数分野を横断的に視察できる点です。来場者が効率的に１つの会場で完結できます。こうしたシームレスな体験が、ものづくりワールドに他の展示会では得られない独自の価値をもたらしているとおもいます。2025年は幕張メッセ全館を使用し、世界各国から1,975社が出展しました。
3日間で55,749名の方が来場され、山善ブースにも多くのお客様にお立ち寄りいただきました。心より感謝申し上げます。
テーマは「人・技術・設備を繋ぐ」、搬送自動化の最前線を提案
本出展では、屋外対応無人搬送サービス「eve auto®」と、小型自律搬送ロボット「カチャカ プロ」の2つの製品のを展示し、「人・技術・設備を繋ぐ、ものづくりの世界」をテーマに、多様化する製造現場・物流現場の自動化ニーズに応えるソリューションをご紹介しました。
本レポートでは、出展ブースの見どころと反響をレポートいたします。
出展のみどころ・反響
ブースの中心では、屋外対応無人搬送サービス「eve auto®」と、屋内利用に特化した小型自律搬送ロボット「カチャカ プロ」の2機種を展示しました。
今回の展示会では、お客様の現場環境は様々で、それぞれのニーズに応じた “使い分け”を明確に提示することで、来場者の皆様には、具体的な導入イメージを持っていただくことができました。
「eve auto®」は、屋外の建屋間搬送を得意とするAMRの分野で、段差・坂道・雨天といった屋外特有の課題にも対応可能。既に全国約50拠点・80台以上の導入実績があるサービスとして、高い信頼性と導入のしやすさが注目を集めました。
「カチャカ プロ」は、屋内で活躍する小型AGVで、専用の棚とドッキングし、庫内にて物品を搬送する軽量搬送（牽引能力最大30kg）が特徴。最小55cm幅での狭路走行ができ、簡単操作で価格もリーズナブル、その手軽で注目を集めました。
これら異なる特性をもつ2種類のロボットを同時に展示したことで、「屋外も屋内も、用途に応じて最適なソリューションを組み合わせて導入できる」という提案の幅広さが、お客様に高く評価されました。
ブース内プレゼン（動画）
今回のデモンストレーションでは、自動運転車両と信号機との連携にもご注目ください！
製品紹介：「eve auto®」
屋外で自動搬送を導入できるパッケージ化されたソリューションです。
これまで工場や倉庫の屋内で普及しているAGV には対応できなかった屋外の自動搬送を実現します。最先端の自動運転技術を組み合わせた無人搬送車両を中心に、アフターサポートや自動運転保険など、運用に必要な要素をすべてまとめてサブスクリプションサービスとしてご提供します。
製品紹介：「カチャカ プロ」
専用の棚とドッキングし、庫内で軽量搬送（牽引能力約30kg）するのに適したAMRです。
最小55cm幅での狭路走行ができ、簡単操作で価格もリーズナブルなので、手軽に導入できます。
基調講演：ものづくりNEXTセミナー
自動化はここまで来た！屋外対応で広がる搬送システムの可能性と現場のチャレンジと題し。“運用もルート変更も柔軟”な屋外対応型の無人搬送サービス「eve auto®」のサービスのご紹介とともに、屋外対応という特長を活かした現場での活用方法までご紹介しました。
