
国際物流総合展2026 出展レポート|AMR・パレタイザで実現する「運ぶ」と「積む」の自動化
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国際物流総合展2026に出展しました
2026年9月8日から11日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2026」に出展いたしました。17回目を迎えた今回は、会場が東展示棟から西展示棟にまで広がり、過去最大規模での開催となりました。山善ブースにも多くの皆さまにお立ち寄りいただきました。ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
本記事では、会場で感じたトレンドとあわせて、山善ブースで展示した製品と、来場者の皆さまからいただいた声をご紹介します。
会場のトレンド|大規模自動化と荷主企業の関心
会場では、入荷から出荷までをつなぐ統合型の自動倉庫システムや、次世代の労働力として注目されるヒューマノイドロボットの展示が目を引きました。海外メーカーの出展も年々存在感を増しています。
もう一つ印象的だったのが、物流事業者や機器メーカーだけでなく、荷主企業からの来場者が多かったことです。2026年4月に施行された改正物流効率化法により、一定規模以上の荷主企業にも物流改善の計画づくりや数値管理が求められるようになりました。物流統括管理者(CLO)の選任をきっかけに、自社の構内物流を見直し始めた企業も多いのではないでしょうか。

山善ブースのテーマは「運ぶ」と「積む」の自動化
工場や倉庫の現場で、人の負担がとりわけ大きいのが「運ぶ」と「積む」の2つの工程です。重い荷物を何度も往復して運び、出荷前には一つひとつパレットに積み上げる。どちらも繰り返しが多く、身体への負荷が大きいうえ、人手不足の影響を真っ先に受ける作業です。
山善ブースでは、この2つの工程を自動化するソリューションを実演展示しました。
「運ぶ」を自動化|屋外も走る小型牽引AMR「YAMAZEN AMR」
工場内の建屋間や段差・傾斜のある路面を、台車を牽引したまま自律走行するAMR(自律走行搬送ロボット)です。今回は参考出展でしたが、ブースでは建屋間搬送の自動化を目的に来場された方が多く、屋外搬送のニーズの大きさをあらためて実感しました。
特に多かったのが、「屋外を走れるAMRはあっても大きすぎて、通路の奥まで入れない」「屋外対応でこのサイズのものはこれまでなかった」という声です。足回りをご覧になり、「これなら自社の現場でも使えそう」と、その場でデモやテストのご相談をいただくケースも少なくありませんでした。
うかがったお困りごとは、現場によってさまざまです。
- 路面に凹凸や段差(溝)などの凹凸があって、既存のAGVでは走行が難しい
- 屋外に傾斜のある坂があり、フォークリフトで下り坂をバック走行するため、作業者の身体に負担がかかっている
- 冬は雪が積もる地域で、建屋間の搬送をどう自動化するか悩んでいる
- 3PLとして荷主の現場を担当しているが、床の状態が悪く自動搬送を実現できていない
搬送したいものも、ドラム缶や部品を載せた台車など100〜500kg程度と幅広く、「発売前でもテストに協力したい」という前向きなお声も多数いただきました。皆さまからいただいたご意見は、今後の製品化に生かしてまいります。
「運ぶ」を自動化|低コストで始められる小型AMR「kachaka Pro」「kachaka Evo」
カチャカProの製品紹介ページはこちら|https://kachaka.life/factory/
カチャカEvoの製品紹介ページはこちら|https://kachaka.life/evo/
「運ぶ」を自動化|kachaka Evo専用の搬送棚「EvoPa(エヴォパ)」
「積む」を自動化|接着剤塗布で荷崩れを防ぐ「YZロボット Pシリーズ グルー仕様」
積み付けと同時に接着剤を塗布し、荷崩れ防止までを1台で完結させるパレタイジングロボットです。従来は「ロボットで積む」「ストレッチフィルムで巻く」の2工程が必要でしたが、この製品ではストレッチ包装の工程そのものをなくせます。省人化に加え、フィルム廃棄物の削減による脱プラスチックにもつながる点で、高い関心をお寄せいただきました。
「ストレッチフィルムの削減が社内で議題に上がっている」という企業の方からは、動画やサンプルを使った社内説明のご依頼もいただきました。

来場者の声から見えた「一工程から始める自動化」
今回ブースでうかがったご相談の多くは、屋外、段差や溝などの凹凸のある床、粉じんや水気のある環境など、これまで自動搬送の対象になりにくかった現場からのものでした。すでにAGVやAMRを導入しているものの「サイズが合わない」「動作が安定しない」と課題を感じている方や、「数年後までに導入したい」と具体的な計画を持って来場された方も少なくありません。
自動化の検討は、すでに「やるかどうか」から「自社の現場で使えるかどうか」へと移っています。だからこそ、カタログ上のスペックだけでなく、実際の床や通路、荷物で試せることが重要だと、あらためて感じました。
山善は専門商社として、特定メーカーにとらわれず複数の機器を組み合わせ、お客様の既存設備を生かした自動化をご提案できます。AMRによる「運ぶ」からパレタイザによる「積む」まで、現場の条件に合わせて一貫してご相談いただけるのが強みです。
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